Chronogram

Feed

~Adventures of a Curious Character~

チャートで語れ! ~マッキンゼー流 資料作成法~ 前編

Sales figures

1998年、Windows98が発売された年に僕は初めてPower Pointに触れました。授業の一貫でプレゼンテーションを作ることになったのですが、当時はプレゼンテーションファイルを作るなんて意識は微塵もなく、アニメーション効果を入れられて面白いソフトだなー、としか感じていなかったと記憶しています。

そんなPower Pointとの出会いから早11年。中学・高校では全く使わなかったものの、大学の授業ではプレゼンを作る機会があり、ある程度は使えるようになってきました。

そのプレゼンを作る際になんといってもはずせないのが図表(以下、チャート)作成です。いくつかボタンをクリックして、値を変えれば一瞬で作れてしまうアレですね。それだけ簡単に作れるからこそ、ついつい適当に作ってしまいがちです。

思い返せば僕はこれまで、パイチャートとラインチャートの2つしか使っていなかった気がします。皆さんはどうでしょうか? 企業や国の順位を比較するのにパイチャートを使ったり、シェアの推移を比べるのにラインチャートを使っていませんか? 

今回のエントリでは、1ヵ月ほど前に勉強会で発表したチャート作成方法をブログ用にアレンジしました。参考文献は、ジーン・ゼラズニー著、「マッキンゼー流 図解の技術」(原題 “Say It With Charts“)です。


チャートとは? プレゼントは?

チャートとは表や図表、グラフの総称です。便利な単語ですね。今回はプレゼンにおけるチャートについて説明するわけですが、チャートを位置づけを誤解すると大変なことになります。

一言でいうと、チャートはプレゼンにおけるツールに過ぎません。データを分かりやすく示すツールと言ったところでしょうか。プレゼンを構成する要素は、文章、写真、動画、チャート、そしてプレゼンターの発言などですが、その中の1つに過ぎません。つまり、他に良い表現手段があるなら、チャートを使わないべきなのです。

さらに、プレゼンとは何かを考えてみましょう。これまた実はただの手段に過ぎないわけです。「”相手に”行動を起こさせる手段」の1つなのです。(行動といっても海外進出や撤退だけが行動なのではなく、「理解する」や「好きになる」といったことも行動に含まれます。)

例えば、女性に自分のことを好きになってもらうには幾つか方法がありますよね。手紙を書く、メールを送る、直接告白してみるといった感じで。でも、好きになってもらうのにプロジェクターを用意して、自分の強み弱みをプレゼンする人の話は聞いたことがありません。理由は簡単、この手法が最適ではないからです。

このようにチャートはプレゼンのツールに過ぎず、プレゼンは「相手に行動を起こさせる手段」に過ぎないということを忘れないことが大切です。チャートができれば全てが上手くいくわけではありません。

チャートの役割は何か

では次に、プレゼンにおけるチャートの役割とは何かを考えてみましょう。

チャートを説明する際によく言われるのが、「視覚に訴え、直感的に理解できる」ということですが、これはあくまで1番の「特徴」にすぎず「役割」ではありません。チャートを盛り込めばプレゼンがよくなるわけではないのです。ではチャートの役割とは何でしょう。

それを考えるために、プレゼンに盛り込まれる全ての情報を「事実」と「意見」に分けてみます。
「事実」とは、統計やアンケートの収集結果などの客観的なデータのことで、「意見」は、自分の意見、聞き手の意見、第3者の意見などを指すと定義しましょう(混乱してしまうので、統計的の正確さや、アンケートの質問項目の話などは一切無視して良いとします)。

そう定義したとき、プレゼンにおけるチャートの役割は「事実と意見」または「事実と事実」をスムーズ且つタイトに結びつけるものだと思いました。「4月の業績の落ち込みが年間収益を引き下げた」は事実と事実、「国内マーケットは過去10年間縮小し続けているから、海外進出すべき」は事実と意見、といった感じです。

お気づきの方もいるかもしれませんが、これは文章や言葉で代替可能です。が、その中でもチャートを選択するのは、特徴が「直感的に理解できる」ためです。相手の話が長すぎて自分の理解が追いついていないな、と感じた経験は誰しもあると思いますが、チャートをきちんと使いこなせば相手にそのような思いをさせずにすみ、話に集中してもらえるのです。

今回のおさらい ~チャートの位置づけと役割~

「チャートはプレゼンのツールに過ぎない」のは事実ですが、役割・使い方を理解してからでないとツールを使いこなす事すらできません。子供が栓抜きを見て、何のために使って、どのように使うのかが分からないのと同じですね。

前編はチャート作成方法に全く触れず大前提についてしか書きませんでしたが、次回は作成方法オンリーでいきます。乞うご期待!
(そもそも今回は参考文献に書いてないことばかり触れてしまいました)



エントリへのリンク



Trackback URL

Trackbacks




Comments



続きが読みたいから早く書いてください


Comment feed

Comment





コメントには、以下のタグが使えます:
<a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>



feed count