知識と情報
おそらく、この記事は独り言のような記事になること請け合いなので、この記事は読まなくても良いと思う。(とヘッジしておく)
最近、気づくと考えている「知識と情報の差」について考察してみよう。
僕の感覚
僕の感覚で知識と情報を定義付けると以下のようになる
- 情報:この世に存在するデータ
- 知識:自分に定着している情報
情報の定義付け方が感覚ではなかなか難しい。ただ、僕が問題にしているのは「知識」の方だ。
コンピュータが普及する前の時代
日本は「詰め込み型」の教育を行ってきた。「1192年、源頼朝が鎌倉幕府を開く」みたいな、それ単体で覚えてどうなるんだろう?っていうのを覚えさせる教育だ。
「日本人として自国の歴史を語れるのは云々」って意見は全くその通りだと思う。だけど、年号とか1年刻みで覚える必要あるのだろうか? 800年前の話で、誤差8年がそんなに大きな問題だと感じない僕としては「12世紀末」とか「1300年」くらいでも良いと思うんだけれども。
話しが少し逸れたが、パソコンが普及する前では「自分のなかに定着している情報+自分のなかにある断片的な情報」が「知識」と認識されていた。(厳密には今もなんだけど)
パソコンが普及した今
Windows95発売以降、爆発的にコンピュータは普及した。僕の周りでパソコンに触れたことが無い人はまずいない。少なくとも大学の課題をこなす上で使う羽目になるからだ。
皆、ウェブサイトから情報を得てレポートを書いているし、プレゼンを作っている。携帯のメールをメインに使う人が殆どだが、ざっと見たところ70~80%の学生はフリーメールのアドレスを持っている。コンピュータは、それくらい個人の生活に入ってきているのだ。
さて、では教育の観点に戻ろう。はっきり言って、ウェブサイトからある程度の情報を取得できる現代において、「断片的な情報を覚えること」に価値は無い。だって調べちゃえば良いんだもの。 「ウェブサイトに繋げないときは云々」みたいな声が聞こえてくるようだけど、「ウェブサイトに繋げない環境」なんて探す方が難しい。携帯端末で言うと、EMONSTERやW-ZERO3で簡単にアクセスできるし、E-MOBILEのカードとかを使えば屋外でPCからもアクセスできる。 「じゃあ郊外の電波が無いところはどうなんだ」と揚げ足を取りたい人に忠告させてもらうけど、そんな場所で断片的な情報が必要な分けない。
断片的な情報を探し出す能力
つまり、現代においては
- 断片的な情報を多く知っていること
よりも、
- より多くの断片的な情報を取得する方法を知っていること
の方が圧倒的に重要だ。
例えば高校レベルまでの学校の教科書を暗記するのと、そういう情報を取得する方法を知るのとではどっちがラクか。考えるまでも後者だ。
「好きなときに瞬時に引き出せないじゃないか」とか言う大人が腐るほどいそうだ。その意見は、まあまあ筋は通ってると思う。と言うのも、好きなジャンルや出てくる頻度が高いものだけを瞬時に引き出せればいいからだ。全部引き出せる必要はない。だってそんな時ってないでしょ?
情報を使う能力
断片的な情報については説明した。が、問題は情報を使う能力だ。
なぜなら、情報は単にそれだけでは機能を果たさないため、「知っている」と「説明できる・使える」にはマリアナ海溝より深い溝が存在するからだ。
例えば、「地球温暖化について説明して下さい」と言われたら、「CO2の排出量が増えているから地球温暖化が進んでいる」と答えるだけでは物足りない。
「なぜCO2の排出量が増えているのか」、「CO2だけが地球温暖化に影響しているのか」などのサポート部分を説明できないと、「CO2の排出量が増えているから地球温暖化が進んでいる」と言う地球温暖化の根拠を示せないからだ。
説明・説得の場合は同時に、以前の記事でも書いた論理的に説明することの重要性を忘れてはいけない。
と言うのも、先ほどの鎌倉幕府の例で言えば、「○○で、鎌倉幕府を開いたんだよ」と説明したとしても、それは「日本的な常識に当てはめて考えたらそうなる流れ」なのかもしれないからだ。
情報と知識は一緒か?
情報と知識は似て否なるものだ。
これまでの流れをまとめた僕の意見は
- まず、(断片的な)情報がある
- (次に、情報と情報を結びつける能力があって)
- 情報を有機的を繋げて、より価値のある情報を作り出す
- そうした経験を通して、知識となって体に身につく
というものだ。
「情報は自分で使ってこそ知識になる」というのが僕の持論だ。聞いたり読んだりしてるだけではダメだし、適当に情報を使っているだけでもダメだ。
そしてこれは、自分自身に言いたいことでもある。本を読むのは良いが、それをどう使うか。この課題を克服したい。
因みに
僕が考える、「情報」に関して若いうちから身につけさせるべき能力は
- 情報を探す能力
- 情報の優劣を見極める能力
- 情報と情報を有機的に結びつける能力
上記3つ。
この3つの能力は段階を上から下へ身についていくものだが、全て実践無くして身につかない能力。つまり従来の教育方法じゃ身につかない能力だ。
この3つの能力を上げられるプログラムを作りたいなあ。



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